ポジティブだけではコミュニケーション問題は解決されない！？

本日は、

ネガティブだった自分を変えて、
ポジティブシンキングで行動しているのに、
・なぜか家族とのコミュニケーションが上手く取れていない！？
・周囲の人との関係が上手くいかない！！

など、これらの原因について考えて行きたいと思います。

コミュニケーション問題の前提条件

まず前提条件として、家族や人との会話の中で、命令口調で「～をするべきだ！」とか、批判的に「お前はだからダメなんだ！」とか、言われる人と会話は難しくコミュニケーション問題が起こるのは簡単に予想できますよね。なので、自分がこの状態になっているにも関わらず、家族とのコミュニケーションが上手くいかない！と悩む方は少ないかと思います。

なので、今回はポジティブシンキングに変えたはずなのに、どうしてもコミュニケーション問題が解決しない場合の原因について考察していこうと思います。

ある人は考えました。
「私は批判的だったけど、
　もっと家族との関係を良くしたい」

そんな時に、話題になっている「ポジティブシンキング」や「褒め活」などをふと見つけ、
自分もやってみよう！と考えました。

そして、出来る限りポジティブに考えて周りとの関係を改善していこうと決め、人と話す時には、「あなたなら、きっと大丈夫！」、「あなたはすごい！とても賢いから必ずうまくいくよ！」とポジティブに考えて褒める事を実践しました。

しかし、前向きに受け答えをしているのにも関わらず、
少し状況は良くなったのですが、根本的な改善にはなりません。

そして、話を聞いているのにも関わらず
「話を聞いてくれない！！」
と言われることもあります。

自分ではポジティブに捉えて考えて、
対応しているつもりなのになんでうまくいかないのか？

なぜポジティブシンキングなのにコミュニケーション問題が出るのか？

それは、冷静に考えるとすぐに分かるのですが、
自分では褒めてコミュニケーションを取っているつもりなのですが、
本当の意味での会話が出来ていないことが原因です。

私たちは心の奥底で
考えを理解して欲しい、優しい態度で接してほしいなど、
様々な欲求があります。

誰かから相談された時、相手の表面的な言葉に対して、いくらポジティブに考えて、前向きに話をしていたとしても、相手が何で悩んでいるのか、何を求めているのかを聞こうとする気持ちが見えない状態の中で「あなたは大丈夫！」など、悩みを分析して価値観を押し付けられるような感覚を受けると、相談した相手は「この人は私の事を分かってくれないんだと思い」心を閉ざしてしまいます。

私たちは、自分自身の表面上の対応をいくら変えてもダメなんです。

まずは相手を受け入れ、理解してあげることを意識するだけでも、相手の反応が面白いくらいに変わって行きます。ポジティブに考えていくことは、悪い事ではありませんが、その価値観を押し付けたり、分からせようとするのは少し危険と言えます。

基本的で当たり前の事でもありますが、本当の意味でコミュニケーションを作りたい場合は、まずは相手の事を理解しようとする姿勢を大切にしてみてくださいね。

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